千葉家について

千葉家の歴史

明治三十五年(1902年)日本橋に創業した千葉家は、日本料理屋として繁盛し、多くの著名人が訪れる名店として愛されました。

しかし、オイルショックの影響を受けて利⽤客が激減したところから事業の再編を実施。昭和四十九年に「千葉家」は惜しまれつつ閉店。

飲⾷店事業から不動産賃貸業にシフトし、今日に至ります。

創業120周年記念事業

創業百⼆⼗年にあたる2022年、記念事業として千葉家は「五街道プロジェクト」をスタートいたしました。

⽇本橋を起点とした五街道沿いに、かつて多くの旅人が休息を取った宿屋が点在していたように、 現代においても「都心とアクセスの良い癒しの場」をご提供したい、という想いがこめられています。

その最初の事業として、古くは旧中⼭道⼆⼗番⽬の宿場町でもあった軽井沢町追分に、一棟貸し別荘「輕井澤 千葉家」をオープン。

「日本料理 千葉家」を大変贔屓にしてくださっていた画家・東郷⻘児が、軽井沢にアトリエを置いていたことにもご縁を感じております。

料亭だった頃の旧千葉家の建物は、名木を豊富にあしらった昭和を代表するような佇まいでした。

「輕井澤 千葉家」の設計にあたっては、このころの「昭和レトロ」なイメージをベースに、モダンで優雅な空間作りを心がけました。

かつてのレイアウトを取り入れ、広々としたキッチンテーブルやいろりを囲う形のダイニングテーブルなどを設置。

創業当時の料亭のにぎわいを彷彿とさせる、開放感ある、⽊のぬくもりを感じる内装となっています。